TwitterがMoPubをAppLovinに10億5000万ドルで売却c

Twitterは水曜日、モバイル広告プラットフォームMoPubをゲーム・マーケティングソフトウェア企業のAppLovinに売却すると発表した。この取引はまだ完了していないが、AppLovinは現金10億5000万ドルを支払うことになる。

MoPubは元々Twitterが設立した会社ではありませんが、 2013年にTwitterに3億5000万ドルで買収されました。TechCrunchによると、MoPubは昨年だけでTwitterに1億8800万ドルの収益をもたらしました。MoPubの公式ウェブサイト（現在もTwitterブランドで表記）では、以下のように自己紹介されています。

MoPubは、世界中のモバイルパブリッシャーに柔軟な収益化ソリューションを提供しています。現在、パブリッシャーとアプリ開発者は、MoPubの信頼性の高いプラットフォームを活用して、広告インプレッションごとの収益を最大化し、ユーザーエクスペリエンスをコントロールしています。一方、DSPとマーケターは、高品質なモバイルオーディエンスに最大規模でアクセスすることができます。MoPubは2010年から、モバイルアプリパブリッシャーのビジネス成長を支援してきました。MoPubは2013年にTwitterに買収されました。

TwitterのCEO、ジャック・ドーシー氏は報道陣に対し、今回の買収により「Twitterの長期的な成長と社会との対話に最も貢献する中核製品への投資」が加速すると述べた。CFOのネッド・シーガル氏もツイートで、Twitterは最近も買収投資を続けているものの、自社製品への注力を強化する機会があると強調した。

本日、@mopubを@AppLovinに売却する契約を締結しました。O&O製品の開発に注力し、短期的な収益の減少を補うとともに、市場投入までの時間を短縮することで、2023年に75億ドル以上の売上を達成するという当初の目標達成を目指します。https://t.co/C6d0EURVNI
— ネッド・シーガル (@nedsegal) 2021年10月6日

実際、Twitterは収益増加のために複数の新たな方法に取り組んできました。今年は、Spacesプラットフォームの有料版である「Ticketed Spaces」と、クリエイターがサブスクリプションを通じて限定コンテンツを提供できる「Super Follows」を発表しました。また、Twitterはソーシャルネットワーク上でより多くの機能を利用できる「Blue」サブスクリプションも導入しました。

AppLovinとの契約に関しては、MoPubは「この移行期間を通じてお客様をサポートし、シームレスな体験を提供できるよう努めておりますので、今後は当社からお客様にさらに詳しい情報をお伝えしていきます」と述べている。