本日、Appleが新たな訴訟の標的となったことが明らかになりました。今回は、ペンシルベニア州在住のサミュエル・リット氏が、ウェブカルーセル技術に関する2008年の特許をめぐってAppleを提訴しています。リット氏は、様々な製品が順番に表示されるApple.comのホームページのデザインが、自身の特許を侵害していると主張しています。
AppleInsiderによると、問題の特許は「情報表示システムおよび方法」に関するもので、表示エンジンの要素を用いてサーバーからウェブページに情報を取得し、カルーセル形式で表示するものです。さらに、この特許は、カルーセルに表示されるコンテンツに関して、「統計情報および財務情報の保存と検索を機能的に行うデータベース」もカバーしています。
リット氏は特にApple.comを標的とし、「サイトにはディスプレイカルーセルが埋め込まれており 、コンテンツを表示し 、所定の速度で回転するように構成された5つのディスプレイウィンドウが含まれている」と述べています。リット氏はさらに、カルーセルに表示されている5つのウィンドウについて言及しています。出願当時は、これらのウィンドウはwatchOS、Swift Playgrounds、WWDC 2016、iOS 10、macOS Sierraのウィンドウでした。現在、カルーセルにはiPhone 6s、Apple Watch、iPad Pro、MacBookのバナーが表示されています。リット氏はさらに、情報が「ディスプレイエンジンとディスプレイカルーセル間で瞬時に渡される」ため、Appleが特許を侵害していると主張しています。
リット氏が求めているのは、アップルが彼の特許を直接侵害したという判決と、法律で認められた最高利率の利息を付した「合理的な」ロイヤリティだという。
リット氏は過去に、自身が立ち上げたウェブサイト「YourDisplayCarousel.com」を通じて特許の収益化を試みましたが、同サイトは昨年12月に閉鎖されました。また、リット氏は熱心なラジオ放送局員でもあり、ネットワークオーディオソリューションを頻繁に活用し、ライブストリーミングラジオ番組を司会しています。
先月、フロリダ州の男性がアップルに対し、1992年に「電子読書装置」のスケッチに関する特許出願を同社が侵害しているとして特許訴訟を起こした。男性は登録料を支払わなかったため、実際には特許を取得していないものの、アップルに対し100億ドルの損害賠償を求めている。
Lit の Apple に対する訴訟については引き続きお知らせしますが、私としては、他の多くの Web サイトも、この Web カルーセル訴訟の対象になるべきであると考えます。
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